コハルの健気さには毎度きゅんきゅんする。


こんな良い子育てたいけど、こんな抑圧された子は可哀想とも思う。聞き分けのいい子なんてのは大人の都合。子どもはちょっと我がままくらいがちょうど良い。我がままは甘えでしょ。自分に子どもが産まれたら甘やかしたい。きっと親ばかになる。

私は親にずいぶん甘やかされてるなあと感じる。自覚出来ている部分が、親の教育力とでも言いましょうか。うちは基本放任主義で、やれ宿題がどうのこうの、もっとこうしなさいなんて言われなくて、だけど唯一口うるさく言われたのが
「人様に迷惑をかけるな」
ということ。姿勢のことも言われたなあ。何が言いたいのかと言うと、我がままに育ってるけど人に迷惑かけるようなことはしないってこと。外では協調性を持って生きてる。だから私もそういう子育てがしたい。


変な話はここまで。


マイガール5巻は最終巻。コハルが抑圧されていることに胸が痛んだ。陽子さんの存在と片桐さんとの間に揺れる心。正直、私がこの漫画を読む理由はコハルにあって、正宗くんには興味はそれほどない。(否、初め買ったのは「眼鏡男子」が理由だったけれども)
コハルが片桐さんに歩み寄ろうとする姿。しかもそれは正宗くんの今後のことを思って。もし倒れた時に支えてくれる人が必要だからと。そこにせつなきゅんを感じまくりました。
片桐さんの勤務先の先輩OLも良いキャラしてる。ああやってはっきりと物言われたらたまらんけど、見てる分には痛快。いわゆるお局キャラではなくお昼も誘ってくれるし、助言もしてくれ、うだうだ悩んでいても仕方ないから止めろと言ってくれる。
それで結果的に片桐さんは諦める踏ん切りがついて、それが結果的に正宗くんを動かすことになる。
この恋、先輩のおかげじゃね?
コハルに陽子さんの面影を見出しつつ、片桐さんへと進んでいく。綺麗な形でまとまりました。